株を始めたけど、
「持ち続けて損失が膨らんできた。」
「まだ上がりそうと思って持ち続けていたら、下がってきた。あの時利益確定していれば。」
「どれくらい資産が増えたのか減ったのか管理したい。」
「資産は管理しているけど、Excelで取引の度に入力しないといけないから面倒くさい。」
と思ったことはありませんか。特に一番最初の損失が膨らみについて。明日は上がるだろう、来週は上がるだろうなどと言い聞かせて、いざ来週になってみると、トランプの発言1つで相場が急変し、さらに損失が膨らむということも珍しくありません。
「今日は下がったけど、近いうちに、好材料が出ると思うからまだ持っておこう」
「今日も大幅高になった」
もっと簡単にトレード分析・資産管理できるアプリないの?
という疑問をお持ちのトレーダーさんを最近よく耳にします。
はい、あります。その名も「マイトレード」。
Android/iPhone両方に対応しているスマートフォンアプリです。無料版と有料版があり、無料版でも、ある程度の機能を使うことができます。
これ、無料版で私も使っていますが、すごく便利です。今までは、証券会社のサイトの取引履歴からcsvでレポート出力して、自分でデータ抽出しないと確認できない手間がありました。
実体験を踏まえて、アプリを紹介したいと思います。
【個人投資家を強くする「マイトレード」】
マイトレードは、億を動かすトレーダーから投資を初めて利用する人まで、個人投資家をサポートする投資管理サービスのことです。
株価チャート上での取引タイミングや、各種集計グラフ・リスト、通知機能、自身の投資傾向の分析把握など、さまざまな管理機能を活用できます!
このページの目次
一言でいうと、このアプリは、個人投資家の取引管理に特化したフィンテック初のサービスです。
フィンテック?なんぞ、それ。
言うまでもないですが、インターネットをはじめとして、テクノロジーが飛躍的に進化しています。この背景から、異業種の会社が金融サービスへ続々と参入しています。
誰もが知っている、Google、Amazon、Facebnook、AppleなどのIT会社は、従来の金融業界の存在を脅かしており、老舗の金融機関は、これらのIT会社と競争をしなければならない状態となっています。
フィンテックとは、金融を意味するFinance(ファイナンス)と技術を意味するTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語で、テクノロジーを駆使し、既存の金融サービスを破壊(ディスラプト)する者を指します。
テクノロジーは、ビックデータ、IoT、AI、RPA、ブロックチェーン、量子コンピュータなど多岐に渡りますが、これらを使用して革新的な金融サービスを提供します。
フィンテックによって、以下のようなことが起こるようになります。
・スマホでQRコードを読むだけでキャッシュレス決済を実現
・AIが金融商品の値動きを把握し、投資を自動化
・クラウド会計ソフトの導入により、会社の経費精算や領収書入力の手間が省け、税務申告が簡略化
他にも様々あります。
これにより、銀行営業、保険外交員、証券営業、銀行窓口業務の職がなくなって行くのではないかという憶測も飛び交っているほど、インパクトが大きいです。
「マイトレード」は、日々上下する株価や個人投資家のトレード明細などの膨大なデータを分析して、ユーザにトレード結果や資産状況を可視化させるもので、フィンテックの1つとして注目を浴びてきています。
これを読んでもよくわからないと思うので、具体的に何ができるのか見てみましょう。
では、実際に「マイトレード」を使うと何ができるのか紹介したいと思います。
まずはじめに、使用している証券口座を本アプリと連携する必要があります。
本アプリは、証券会社のサイトから資産金額、保有商品、取引履歴、注文履歴、入出金履歴を取得します。
2018年11月現在、対応している証券口座は以下の通りです。野村ネット&コールは、システムの改修作業のため、使用できません。
証券口座を選択し、次の画面で証券会社のログインに必要なIDとパスワードを入力します。
直近2週間の保有資産の推移をグラフで確認することができます。グラフの下には、前日比、損益、総資産額が表示されます。
さらにその下には、現金残高と保有銘柄別に評価額、前日比、損益が表示されます。視覚的な工夫がされており、とてもわかりやすいです。データの更新は1日1回夕方以降に行われるようです。
保有銘柄の買い位置と売り位置を日足のチャート上から確認できます。自分が買ったタイミングが早かったのか遅かったか、自分が売ったタイミングが早かったのか遅かったのかを分析できるようになります。
また、予め設定した利確ラインや損切ラインに到達すると、アラート通知やメールが届きますので、日中株価が見られないサラリーマンには重宝する機能だと言えます。
売買した取引履歴を1取引毎に確認することができます。売却した場合は、売却益または売却損の金額が表示されます。
また、自己評価を5段階でつけることができ、取引メモを書くことができます。
この画面では、日別、週別、月別の資産推移を確認することができます。資産推移を把握するメリットは、モチベーションをアップさせるためです。
損益がマイナスの時に見ると嬉しいことはないですが、これ以上の損失を抱えない為に、ロスカットの気づきを与えさせてくれるという意味では、非常に重要です。
自身の保有資産をどのような割合で分散させているかを円グラフと時系列チャートで表示しれくれる画面です。どのような資産配分で運用しているのかを確認することで、リスク分散を意識しながら投資ができるようになります。
フィンテックの真骨頂という感じがしますが、過去の取引データから様々なレポートを自動で作成してくれます。無料版は自己分析のみで、直近3ヶ月のデータのみ対象となります。
例えば、損益額とリスクの推移では、損益額、確定損益額と損益額の前日比の推移が確認できます。ポートフォリオの概況のレポートでは、保有銘柄と日経やTOPIXとの相関度を確認することができます。
日経と相関度が強い銘柄があった場合、日経が下げた時は、同様にその銘柄も下げる確率が高いというわけです。自動車株などの輸出関連株、不動産株は一般的に日経平均と連動することが多いです。
「マイトレード」では、2018年11月現在、Freeプラン、Basicプラン、Proプランの3プランが存在します。Proプランは、今後追加予定となっており検討中の段階です。3つのプランを比較すると、以下のような表になります。株トレードを始めたばかりの初心者であれば、Freeプランでも十分な機能だと思います。
2020年3月現在:
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Free 無料 |
Basic 500円/月(税込) |
Pro クレジットカード2,500円/月(税込) アプリストア3,400円/月(税込) |
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自動集計 |
◯ |
◯ |
◯ |
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口座連携数 |
3口座まで |
10口座まで |
10口座まで |
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資産推移 |
直近1年間 |
制限無し |
制限無し |
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取引履歴
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閲覧可能期間 |
1年以内かつ直近200件 |
取得済み全件 |
取得済み全件 |
取得期間 |
登録日から直近200件 |
登録日から直近200件 |
証券口座毎に取得可能な全件 |
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銘柄一覧
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閲覧可能期間 |
1年以内かつ直近200件 |
取得済み全件 |
取得済み全件 |
銘柄ごとの取引履歴 |
1年以内かつ直近200件 |
取得済み全件 |
取得済み全件 |
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銘柄ごとの資産推移 |
1年以内かつ直近200件 |
取得済み全件 |
取得済み全件 |
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分析レポート
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分析対象 |
自己分析:週末更新 相対分析:なし |
自己分析:週末更新 相対分析:なし |
自己分析:毎日更新 相対分析:週末更新 |
自己分析 |
最大200件 前週の金曜日までの3か月のみ |
取得済み全件 前週の金曜日までの下記が閲覧可能 3か月、1年、全期間 |
取得済み全件 前週の金曜日までの下記が閲覧可能 3か月、1年、全期間 |
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相対分析 |
× |
× |
最大1年以内の全件 前週の金曜日までの下記が閲覧可能 3か月、1年 |
いかがでしたでしょうか。「マイトレード」は、2017年の11月に正式版として、アプリリルースしたばかりで、まだまだ改善ポイントもあると思いますが、無料でここまで使えて、トレード分析・資産管理できるアプリは現時点、唯一無二です。
今後は、フィンテックの波がさらに押し寄せてくるため、類似したアプリが登場してくるかもしれませんが、その際は同様のアプリレビューしたいと思います。
最後に、株式投資で成功する要素として、資金管理は大切です。東証一部の株は比較的安定した値動きですが、個人投資家が好む新興株は値動きが荒く気づいたら、損失を抱えていたということも多いです。
本当に投資で成功しているほど、綿密な資金管理を徹底しています。資金管理のコントロールせずして、勝ち組にはなれません。
~介護される側になるのでは?と危機を感じた元介護士~